NU Ideas Volume 3, Number 1

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静態存在文におけるアスペクト辞“”と“
について―主観性という観点から―

趙宏剛
名古屋大学国際言語文化研究科

構造上の対立は事態に対する話者の捉え方の違いを反映するものであり、その違いの内実を明らかにしてこそ、それぞれの表現形式の意味に対するより本質的な理解が可能になる。本稿では、事物の静的存在状態を語る場合、どのような認識過程がなされているのか、それが静態存在文における「“着”静態存在文」と「“了”静態存在文」に見られる“着”と“了”の互換現象に如何なる影響を与えるのかを「話者の主観性」という観点から解釈する。
 「“着”静態存在文」の場合、話者の視点は事物の現在の存在状態だけに置かれている。一方、「“了”静態存在文」の場合、話者は事物の今現在の存在状態だけを観察するのではなく、その状態が形成される以前の状態を含めて出来事全体について把握している。
 静態存在文において“着”を“了”に置き換えられない現象も存在している。それは、話者が事物の存在状態を認識する際にその事物の現在の存在状態が形成される以前の状態について観察できなく、話者の認識、判断などといった主観性が働かないことにより、「“着”静態存在文」しか用いられないためである。

 

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